Kyoto

はらへり京都ランチ オールジャンル篇

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あなたのはらへりお腹を満たしてくれる京都ランチをご紹介。洋食、中華、カレー、ヘルシーフード、インド料理、うどんをおすすめする!

 

おじさん間違いなし – アンナパーチェ・セ・デュール

おじさんが作るご飯屋さんはおいしい。誰が言ったか僕が言ったのだけれど、このマイセオリーに アンナパーチェ・ セ・デュール もぴたりと当てはまる。

ランチタイム、オフィス街・四条烏丸の交差点から室町通という道に入ると、あちらこちらのお店から良い匂いが漂ってくる。その中を北に少し歩くと、町家レストランに通りがかる。そこがセ・デュール。おじさんの店だ。スープをはじめとした西洋料理を食べられる。

町家レストランというと、和モダンな洗練されたお店を想像するかもしれない。ただこのお店の場合、町家と西洋が万力で合体させられたような、別種の良さがある。それはお店の暖簾(!)をくぐっても感じられる。石造りの玄関から部屋に入ると、高価そうなアンティーク食器や家具が、全く気取らない形で並べられていて、せわしなく和と洋が入れ替わる。

ランチでは、かぶらスープとハーブのポテトサラダ、野菜ペペロンチーノをメインに、食後はコーヒーを頂いた。バゲットがついてこれで1080円だからコスパが良い。

このお店の個人的なおすすめはスープ。この日のかぶらスープは、まだまだ寒い冬の終わりを温めてくれる優しい味がした。

京都 四条 アンナパーチェ・セ・デュール

スープと一緒に出てきたポテトサラダはハーブが丁度よく効いてあっさりしている。

次に運ばれて来たのは野菜ペペロンチーノ。ででんと載ったブロッコリーの他にプチトマトなど様々なお野菜を楽しめる。やっぱりおじさんの作る料理は間違いない。

野菜ペペロンチーノもGood

食事を終えてコーヒーを飲んでいると、ステレオシステムの上で眠る猫を見つけた。いつから寝ていたのか、当たり前すぎるぐらい当たり前にそこにいる姿は尾道の路上猫を思い出させる。きっと、猫だって居心地いいんだろう。

京都 四条 アンナパーチェ・セ・デュール

 

Open : 11:30 ~ 14:00 / 15:00 ~ 22:00

Close : 日曜日

Map : Google Map

Website : https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26014017/

 

ここは台湾 – 夜市的 点心酒場 好(よいちてき てんしんさかば はお)

無数の定食屋が軒を連ねる台湾。仕事や学校帰りの人、近所のおじちゃんなど、地元の人が水餃子なんかをサクッとつまんでお店をあとにする。台湾を旅行した時、何度となくそうした光景を目にした。夕方まで勉強していたであろう学生が、ひとり黙々と飯を食べている姿を見ると、「孤独のグルメ」じみた渋さとそれからノスタルジーをまだ若い背中から感じた。だからなのか、台湾料理というと、美味しいのはもちろん、何か感情的な味わいがする。

京都は中華料理の街といっても差し支えがないくらい中華料理屋さんが多い。ところが、台湾に的を絞ったお店は案外少ない。近所に台湾料理のお店があったけれど閉店してしまった。水餃子と名物おばちゃんのいる良いお店だったのにな〜と台湾ロスの中見つけたのが 夜市的 点心酒場 好

夜市的 点心酒場 好

点心をメインに据えた台湾料理のお店で、京都の中心部・四条エリアにある。

アッツアツの点心を、スープをこぼさないよう頬張りつつ(スープこそ点心の真髄!)、チャーハンをかきこみ、中華スープをすする。く〜!たまんないね。

このお店の魅力は可愛さにもある。台湾の若い人のお店はゲストハウスにしろ雑貨屋にしろ、カワイイお店が結構ある。それは日本のカワイイに通じるようでいて少し違う独特なセンスをたたえる。このお店にも通底する、その台湾カワイイを見に行くのも一興かと。

 

Open : 12:00 ~ 14:30 (L. O. 14:00) / 17:00 ~ 24:00 (L. O. 料理 23:00 / ドリンク 23:30)

11:00 ~ 22:00 (L. O. 21:30) / ランチセットのL.O.は14:00まで

Close : 不定休

Map : Google Map

Website : https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26026637/

Instagram : https://www.instagram.com/explore/locations/1020409403/

 

おしゃべりランチにうってつけ – ルフ

先斗町を知っているだろうか?鴨川沿いに南北を貫くこの通りには、大学生ぐらいだと入りづらいようなオトナな雰囲気の飲食店が集まっている。

先斗町と、そのお隣の木屋町通りの間には細い路地が何本も走っている。

こういう通りには中々足を踏み入れづらいと思う。ただ、名店は路地に多い。冒険してみると、「え、こんなお店あったんだ」という発見に出会える。

先斗町の洋食屋 ルフ もその例に漏れない。看板メニューのオムライスを、いい意味で昔ながらの洋食屋さんで食べられる。

 

ある小雨の降る月曜日、ランチタイムにルフに行くと、既に何人かのお客さんがいた。路地にある隠れ家のような空間で、それぞれ会話に花を咲かせながらゆったりとランチを楽しんでいた。観光客風の人、大学生らしき仲良しグループ、仕事仲間など老若男女が、何か秘密の会話をするようにヒソヒソとそれでいて楽しげにお話をしていた。

その日はオムライスセットを頼んだ。オムライスにサラダと洋食一品、食後のドリンクがついて1250円。オムライスは本当にオーソドックスなつくりだけれど美味しい。もちろん色んな工夫がなされているのだろうけれどそれを表に出さず、「ただのオムライスですが何か?」といった風情でいるのが格好良い一品だ。

 

Open : 11:30 ~ 15:00 / 17:00 ~ 22:00

Close : 火曜日

Map : Google Map

Website : http://kyoto-omurice.com/

 

びっくりチーズカレーうどん – おかる

京都 木屋町が若者の繁華街とすれば、祇園は大人の繁華街。夜ともなれば居酒屋、レストラン、ナイトスポットの光がひしめく。そんな祇園だから昼間は閑散としている。その中にあって、うどん屋 おかる の客足が絶えることはない。

夜に備えて骨休めをしているかのような祇園・冨永町を行くと、昔ながらのうどん屋 おかる が見えてくる。昔から人気があったと見えて、店内には有名人のサイン色紙や芸妓さんや舞妓さんのうちわがずらっと並んでいる。

このお店の名物はカレーうどん。春の匂いがしてきた冬の終わり、チーズカレーうどんを食べに行ってきた。

運ばれてきたチーズカレーうどんに箸をつけると、チーズの風味というものがあまりない。これはこれで実においしいカレーうどんなのだけれど、ちょっと肩透かしを食らった気分になった。

けれどもチーズカレーうどんの本領はここからだった。うどんを底からすくいあげると、大量のチーズ チーズ チーズ。チーズ天国が待っていた。

うどんとチーズの組み合わせって本当に美味しいの?と思っていたけれど、チーズとカレーとうどんという3つの美味しいものが合わさって美味しくないわけがない。疑ってすみませんでした。

 

Open : 11:00 ~ 15:00 / 17:00 ~ 26:30 (金・土 27:00まで)

Close : 無休

Map : Google Map

Website : https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26001282/

 

集まれビーガン – ファラフェルガーデン

出町柳というエリアには人を惹きつけて止まない魅力がある。下鴨神社、鴨川デルタ、出町舛形商店街……。古くは観光スポットとして、近年はアニメの聖地として親しまれている。

とりわけ、鴨川の河原散歩が楽しい。サッカー少年たちの試合、大学のダンスサークルの練習、ピクニック、楽器演奏、お昼寝とそれぞれ自由で贅沢な時間を過ごしている中をちょろっと歩いてみよう。何もしない贅沢というものを味わえる。

そんな散歩のおともにファラフェルガーデンでイスラエルサンドイッチをテイクアウトして鴨川ランチをするのがおすすめだ。

京都 ファラフェルガーデン

すりつぶしたひよこ豆をパセリやスパイスと併せて素揚げしたファラフェルボールというお団子を野菜と一緒にサンドイッチにしたヘルシー料理をファラフェルという。お肉を一切使っていないのに加えて低糖質な料理だからダイエットにはこれ以上ないぐらいピッタリ。これでしっかり満腹になれるんだからファラフェル恐るべし。

昔三ヶ月ほど糖質ダイエットに取り組んだ身からすると、ファラフェル以上に糖質ダイエットにぴったりな料理はないんじゃないかとすら思う。あの頃考えることといえば、「肉が食いたい」「お腹いっぱい食べて牛のように寝たい」ということばかりだった。そこへきてファラフェルはどうだ。肉団子と言われればすんなり認めちゃいそうなファラフェルボールがお腹満たす満たす。ダイエットはかどるはかどる。人気なのも頷ける。

 

Open : 11:00 ~ 22:00 (L. O. 21:30) / ランチセットは15:00まで

Close : 無休

Map : Google Map

Website : http://www.falafelgarden.com/

 

隠れ家的おでん – 麸屋町うね乃

京都市役所の近く、御池通りから麩屋町通りに入ってすこし北に上がったところ、第二ふや町ビルなる雑居ビルがある。およそ飲食店が入っていなさそうなビルだけれど、このビルの一階に隠れ家的おでん屋さんがある。お店の名前を 麩屋町うね乃 という。このお店がランチタイムにやっているのはカレーセット。世にも珍しい おでんカレー を食べられる。日本の伝統料理おでんとカレーが出会った。

第二ふや町ビルを入って奥まで進もう。うね乃と書かれた札がかけてある何の変哲もないドアを開けると、モダンで落ち着いた空間が現れる。ビルと店内で別の国のよう。店内には良い出汁の匂いが漂っている。席はL字型のカウンターのみ。一人でも入りやすい雰囲気だ。正直に言うと、このお店に行くのに僕は道を少し迷った。まさか普通の雑居ビルにこんな素敵なお店が入っているとは思わないから。

御池通りから麩屋町通りを入り、、、
御池通りから麩屋町通りを入り、、、

 

少し北へ歩くと 第二ふや町ビル がある
少し北へ歩くと 第二ふや町ビル がある

 

ビルの奥へ進むとうね乃に到着!
ビルの奥へ進むとうね乃に到着!

 

カレーセットを頼むとまずは昆布茶とサラダ、漬物が出て来る。その後はおまちかねのおでんカレーだ。

麩屋町うね乃 カレー

おでんの出汁とカレーという味わったことのない組み合わせは、新しいスタンダードになりそうな調和を見せていた。右に見えるのはおでんの玉子だ。玉子を割ると、とろっとした黄身が出てきてカレーに新たな味わいを加えてくれる。

 

このビルには他にも飲食店が入っているようで注目のスポットだ。

第二ふや町ビル

 

Open : 17:30 ~ 23:00 (L. O. 22:00) / 11:30 ~ 14:00 ※ランチ営業は毎週木曜・金曜のみ

Close : 毎週火曜日

Map : Google Map

Website : http://odashi.com/shop/

 

名門中華 – 龍門 岡崎店

豪奢な住宅の並ぶ岡崎エリアは、京都市美術館や京都国立近代美術館、京都府立美術館が並んでいて、市内屈指の文化的エリアだ。この界隈を歩いていると、自分がいっぱしの文化人になった気がする。

そうした岡崎エリアにあって、龍門を訪れると落ち着くのは僕が庶民だからだろう。龍門は京都で6店舗を出していて、中華・四川料理を専門とする。10人中10人が「中華料理のお店」と答えるであろう外観のお店に入ると、回る円卓、中華系の服を着た店員さん、赤色と、これでもかというぐらい中華を感じられる。肩肘を張るような雰囲気は全くない。リラックスして美味しい中華を食べるのにうってつけだ。

龍門 岡崎店

先日のランチでは写真のチンジャオ定食を食べた。チンジャオロースー、漬物、ご飯、中華スープ、唐揚げ、エビ、デザートの杏仁豆腐で950円というセットは満腹間違いなし。チンジャオロースーの豚肉は張りがあって口の中で踊るよう。そこに合わさるピーマンのコシはどうだろう。こんなにいいコントラストの組み合わせがあるだろうか。たまんないね。

杏仁豆腐を食べていて、大学時代の中華料理店のバイトでそういや教えてもらったなと思い出した。杏仁豆腐、チャーハン、中華スープ、餃子と色んな料理を店長のおばちゃんから教えてもらった。あの頃、お客さんにごちそうさまと言われると嬉しかったのを覚えている。当たり前のことだけれども。自分の作った料理が褒められると自分が褒められたようで嬉しかったんだと思う。この日、「ごちそうさま」と言ってお店をあとにした。

 

Open (月~金) : 11:00 ~ 15:00 / 17:00 ~ 22:00

Open (土・日・祝) : 11:00 ~ 22:00

Close : 定休日無し

Map : Google Map

Website : https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26006446/

 

インドの街角 – インド食堂TADKA(タルカ)

京都・夜のご飯どころは数あるけれど、ランチはどこで食べればいいだろう?多くの飲食店が並ぶ木屋町通りの昼は、暇そうな鳥がぶらぶらしているだけ。そこから北へ上がったエリアを見てみると、京都市役所の裏手・押小路通にランチ店が集まっている。

この界隈に、開店前から行列のできるインド料理店がある。TADKAという。11時40分ごろに行くと、そこから続々と列が出来始めて最終的10数名のはらへりピープルが並んでいた。平日はランチの予約も出来るから心配な場合は予約してから行こう。

インド食堂 TADKA(タルカ) スペシャルミールス

ここではインド版の定食とも言えるミールスなる料理を食べられる。小分けにされたスープや具をご飯にかけながら頂く。スープや具の組み合わせによって色んな味を作れるため、自分好みの味を探すという楽しさもある。お店の張り紙ではこれを「ストーリーを探してください」という素敵な言い方をしていた。

お客さんによって食べ方は自由ということ。隣に座ったお客さんは、ミールスの上に乗った煎餅のような料理 パパド を割ってご飯にパラパラ振りかけていた。「その手があったか!」と、バゲットのようにスープに浸して食べてしまった僕は羨ましくなった。

インド食堂 TADKA(タルカ)スペシャルミールス

僕が頼んだスペシャルミールスにはロティなるパンのような食べ物もついてくる。ナンと似た料理だけれども、ロティの方がヘルシーだそう。

周りのお客さんの会話から漏れ聞こえてくるのは、今度のインド旅行の予定や、この前行ってきたインド旅行の話など。インドと距離の近い人たちに囲まれて食べていると、インドの街中食堂にいるような気がしてくる。おいしいお店はなんてことない街中にあるもの。それはTADKAも例外ではない。

 

Open : 12:00 ~ 15:00 (L. O. 14:30) / 18:00 ~ 22:30 (L. O. 22:00)

Close : 日曜・月曜

Map : Google Map

Website : https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26019333/

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代表Clickan
京都でアプリとWebサービス開発をフリーランスでやりつつ、mydの代表をしています。週末は木屋町から祇園にかけてのワイガヤなお店に出没します。好きな言語はSwiftとC#。好きなお酒はサブマリン。以後お見知りおきを。

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