Kyoto

はんなり。ニッキ薫るクラフトビール

inaka

もちもーち
こちらmyd東京支部、inaka隊員
おーとーどーじょー

あの纏わりつく湿気と暑さはどこへやら、日に日に増します秋模様。
すっかり寒くなりましたが毎日ビールが美味しいです。
inaka隊員、今日も全力でエクストリームビール造ります。
いじょー、交信終わりっ。

 

(…終わりません。そして、テーマが鉄コン筋クリートと関係するわけでもございません。笑)

 

さて!「京都」をテーマにしたビール造りの第3弾です!
今度はどんなエクストリームビールが繰り出されるのか・・・!

 

テーマは「八ツ橋」

OMG!

京都において300年以上の歴史を持つ八ツ橋だけに
ファンの方々、および製造者の方からクレームが来てしまいそうですが・・・

I don’t care.

作ってみたいから作るのです。
今回は「八ツ橋」をイメージして作るに留めて、実際に八ツ橋を投入するのは控えましたが、、、

では参ろう。
以下、材料になります。

まずは餡子。
八ツ橋の起源を辿れば、あのモチモチの生地が何より大事かと思うのですが
今じゃすっかりポピュラーなものが餡子入りですし、生地の腐食など考慮して省きました。

そして、もう一つの材料が、

シナモンです。
こちらも厳密には「ニッキ」が正しい材料ですがどんな違いなのでしょうか。
実は樹木の種類と採取部位が異なります。

・シナモン: セイロンニッケイ(幹)
・ニッキ: シナニッケイ(根っこ)

香りについては、シナモンは洋菓子向きなマイルドで甘い香りが特徴。
一方、ニッキはツンとした強い香りが特徴なのです。

 

ビールのベース

次に、今回使用したモルトエクストラクトですが
ビールの強い味わいの中にも餡子とシナモンの味と香りを生かしたかったので、
ホワイトビールのモルトエクストラクトを選びました。

醸造の手順としては前回同様の流れとなります。
エクストラクトを餡子と一緒にタンクへ投入加水。
イーストに関しても付属のものを使用しています。

1次発酵の期間はおよそ10日ほどでした。
作成時期が夏場だったこともあり、発酵スピードは早くなっています。

そして、出来上がりがこちら!

キンキンに冷やして頂きます!
まずは一口。

おぉ・・・なんだこれ。
口当たりはすごく柔らかい。まさにホワイトビールのそれです。
が、なんだろうこの不思議な香りは。
1発目からシナモン、そしてシナモン・・・?
一緒にホワイトビールの香りがやってくる気がするのですが、、、
いろいろ組み合わさって最早シナモンではない、オリエンタルな何かの香りに変貌を遂げました!

今回は所謂「Wheat(小麦)」を素材としたビールを初めて取り扱ったのですが、やはり非常に面白いものができあがりましたね。

シナモンのような通常はハッキリした香りを持つ材料でも、ビールとの組み合わせでは一筋縄ではいかないことも勉強になりました。
(もしかすると意外に餡子が効いているのかもしれません。)

ビールの道はまだまだ先が長いです。
次回もお楽しみに!

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