観光で京都を訪れるなら、お寺めぐりは必須ですよね!
でも、ただ見るだけで満足してしまっていませんか?お寺では、年間を通してさまざまな催しが開かれていて、誰でも参加できるものもたくさんあります。
なかでもオススメなのが「坐禅体験」。
坐禅とは、坐った状態で心と身体を整え、精神統一を行う禅宗の修行のこと。
修行と聞くと難しく感じられるかもしれませんが、コツをつかめば誰でも簡単に挑戦できるものなんです。
静寂なお堂に坐り、呼吸を整え、心を静めて「無」の状態になりきれば日頃の疲れやストレスもリセット。
心身ともにリフレッシュできるはず。今回は、そんな坐禅を気軽に体験できるスポットをご紹介。
定番の観光スポットとなっている寺院でも、坐禅会が開催されているんですよ!
Contents
東福寺塔頭 毘沙門堂 勝林寺 (東福寺)
京都随一といわれる紅葉の名所・東福寺。毎年11月中旬〜12月初旬頃には、境内の「通天橋」からの絶景を求めて大勢の観光客が訪れるお寺です。
まず初めに、その塔頭(大きなお寺の境内にある小寺のこと)である『勝林寺』にて行われる坐禅会をご紹介します。
「長時間、坐っていられる自信がない…」
「坐り方すらわからないけど、本当に大丈夫?」
「肩を叩かれるアレ、痛いのでは…?」
…なんて不安を感じている方も多いかもしれませんがそういう方にこそ、この勝林寺の坐禅会がオススメなんです!
あとに紹介するお寺にも共通することですが、坐禅を開始する前には丁寧なレクチャーを受けられるので作法を知らない方でも大丈夫。
お寺の成り立ちや、禅の心とは何であるか、そして坐禅の方法などを教わってから坐禅タイムに入ります。
次に、勝林寺での坐禅体験は時間が短いことも、初心者が挑戦しやすいポイント。
本来は線香1本が燃え尽きるまで(約40〜50分)続けますが、こちらでは15分の坐禅を2回、休憩をはさんで行います。
また、心や姿勢の乱れに喝を入れたり、過度の緊張をほぐす際などに肩や背中を打つ木の棒を「警策(けいさく/きょうさく)」と言いますが、ここでは希望者にのみ与えられるものなので、その点においても安心です。
坐禅終了後には、法話に耳を傾けながら参加者に振る舞われるお茶をいただき、ホッとひと息。
事前に申し込んでおけば、お菓子や抹茶(別料金)もいただけるんですよ。
トータルで所要時間は約60分。参加にはご志納料1000円が必要です。事前申し込みが必要なので、予約方法やスケジュールは公式ホームページで確認してくださいね。
公式サイト:http://shourin-ji.org/
開催日程 : 不定期
所要時間 : 約60分
参加費 : 1000円
予約 : 要予約
Map : Google Map
建仁寺塔頭 両足院 (祇園)
次にご紹介するのは、京都最古の禅寺・建仁寺。方丈や風神雷神図屏風(複製)をはじめ、多数の見所があるお寺です。
坐禅会が開催されるのは、塔頭『両足院』。
庭園が美しいことで知られる寺院で、普段は一般非公開。通常は、いちばんの見頃を迎える6〜7月にのみ特別公開されていますが坐禅会への参加時には、もちろん拝観自由。建物内から庭園を眺めることができます。
また祇園にあるので、朝一番に坐禅を体験したら午前中はそのまま祇園の花街を散策し、八坂神社や清水寺へ…というように、移動時間のロスなくスケジュールに組み込めるのが◎!
午後には別のエリアへ足を伸ばすこともできるので、短期滞在の旅行者にもぴったりです。
こちらでの坐禅の時間は約25分。途中に休憩をはさみます。
坐禅+茶礼と法話で構成される坐禅体験(約60分・ご志納料1000円)のほか、朝粥がいただける体験会(約90分・ご志納料2500円)も開催されています。興味のある方はこちらもチェックしてみては?
いずれのプランも参加には事前予約が必要なので、公式ホームページで日程を確認のうえ、お申し込みくださいね!
公式サイト : http://www.ryosokuin.com/
開催日程 : 不定期
所要時間 : 約60分
参加費 : 1000円
予約 : 必要
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臨済宗天龍寺派 大本山天龍寺 (嵐山)
京都で人気の観光エリア・嵯峨嵐山のメインストリートに門を構える天龍寺。
日本で初めて史跡・特別名勝に認定された「曹源池庭園」が有名で、秋の紅葉を筆頭に、春は桜、夏は緑、冬の雪景色など、四季折々の美しい景色が楽しめます。
法堂の天井に描かれている「雲龍図」も見所のひとつですが、通常は一般非公開。年3回の特別参拝期間にのみ公開されています。
こちらのお寺では、毎月第2日曜の午前9時より「天龍寺坐禅会」が行われています。
もちろん初心者の参加もOK。“予約は不要”なので、急に思い立って参加ができるのも魅力です。
無料で参加できるので、チャレンジしやすいのも嬉しい!
ただし、2・7・8月の坐禅会はお休みなので要注意。7・8月は、月の最後の土日に開催される「暁天講座(坐禅+法話)」で体験可能です。
天龍寺坐禅会では、坐り方を教わった後、約50分の坐禅タイムに入ります。50分と聞くと少し長く感じられますが、途中休憩があるので安心してくださいね。
坐禅会終了後は、引き続き禅の講義である提唱「龍門会」が行われ、午前11時頃に解散となります。
公式サイト : http://www.tenryuji.com/
開催日程 : 第2日曜・午前9時〜 ※2・7・8月は休会
所要時間 : 約120分 ※坐禅会(約60分)終了後、引き続き提唱(約60分)が行われます。
参加費 : 無料 ※一般参加(個人)の場合
予約 : 不要
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瑞巌山 圓光寺 (一乗寺)
一乗寺というエリアに位置するお寺。京都市中心部から少し離れてはいますが、近隣には庭園が美しい詩仙堂や曼殊院門跡などがあり、お寺めぐりにもぴったりです。
圓光寺も庭園「十牛之庭」が有名で、春から初夏にかけては目映い緑、秋には鮮やかに色づいた紅葉に思わず見とれてしまいます。
尼寺として長い歴史を持つこちらのお寺には、日本唯一の尼僧専門道場として
近年まで尼僧たちが修行に励んでいた「禅堂」が残存。
静謐な空気ただよう禅堂にて、一般参加OKの坐禅会が行われています。
坐禅会は毎週日曜・午前6時よりスタート(12〜2月は7時〜)。開始15分前に行けば、坐り方や呼吸法を丁寧に教えていただけます。
早朝の清々しい空気に包まれながら、約20分の坐禅を2回。坐禅後には、作務と呼ばれる掃除を行い、朝粥をいただきます。最後の法話も含め、トータルで約120分の体験です。
参加は、前日までの要予約。初回のみ1000円のご志納料が必要です。公式ホームページでは、ムービーで坐禅会の様子が見れるので気になる方は、チェックしてみてくださいね。
公式サイト : http://www.enkouji.jp/
開催日程 : 毎週日曜・午前6時〜 ※12〜2月は午前7時〜
所要時間 : 約120分
参加費 : 1000円(初回のみ)
予約 : 必要
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鷹峰山 源光庵 (鷹峯)
こちらは京都市北部・鷹峯にある源光庵。
これまでご紹介した寺院はすべて臨済宗のお寺でしたが、こちらのお寺は曹洞宗。坐禅に重きを置く宗派です。最大の見所は、本堂にある「悟りの窓」・「迷いの窓」。
それぞれに“禅の教え”が込められていて、丸い形の悟りの窓は、何事にもとらわれない“禅と円通”の心を表した「大宇宙」を、四角い形の迷いの窓は、釈迦の四苦(生老病死)を表した「人間の生涯」を象徴しています。
仏様が鎮座するお堂で行われる坐禅会は、月に1度の開催。毎月第1日曜の午前7時より開かれています。
ただし、8月と11〜1月はお休みなのでご注意くださいね。
月に30名ほどの参加があり、その多くが常連の方だそうですがもちろん初めてでも参加OKです。
坐禅会では、はじめに般若心経を唱え、約30分の坐禅を行います。歩く坐禅である経行(きんひん)と休憩をはさみ、さらに約30分坐禅を行い終了。その後、法話もしくは作務を行い散会となる約120分のプログラムです。
会費は無料。初めて参加する方は、事前予約が必要となります。
公式サイト : 京都観光Navi
開催日程 : 第1日曜・午前7時〜 ※8・11〜1月は休会
所要時間 : 約120分
参加費 : 無料
予約 : 必要(初回のみ)
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大徳寺 意気の道場 大仙院 (紫野)
京都五山のひとつである『大徳寺』は、京都市北西部に位置する寺院。
室町時代、応仁の乱で一時は荒廃しましたが、テレビアニメでも有名な一休和尚によって再興されました。
座禅が体験できるのは、その敷地内にある塔頭「大仙院」。
大徳寺の境内はとても広大で大山院のほかにも、20余りの塔頭が存在。それぞれに貴重な建築、庭園、美術工芸品がたくさん残されています。
大仙院はそれらの塔頭のなかでも別格の地位を誇る名刹。
本堂は日本最古の方丈建築遺構といわれ国宝に指定。本堂の四方を取り囲む庭園は、枯山水庭園の最高傑作とも言われ、史跡・特別名勝に指定されているんですよ。
本堂東側の庭園は、渓谷から流れ出た水がやがて川となって広がる様をイメージしたもの。菩提樹が枝葉を広げ、初夏には清純な白い花をさかせます。
南側には美しく掃き清められた白砂に2つの盛砂を並べ、大海を表現。シンプルながらも奥深い美しさに魅了されてしまいます。
暖かい季節の座禅会は、この南側の庭に面した縁側で開催。(寒い時期には本堂にて行われます)毎週土・日曜の夕方より約60分、見事な庭を前にしながら自分とじっくり向き合う格別の時が過ごせます。
体験内容は、休憩をはさみつつ30分の座禅を2回。体験後は、抹茶とお菓子をいただきながら、和尚さんのお話を聞くことができます。
参加費はひとり1000円。電話での事前予約が必要です。
大仙院は国宝や重文、特別名勝史跡の枯山水庭園、豊臣秀吉と千利休ゆかりの茶室などなど見応えのあるお寺です。
日本最古の「床の間」と「玄関」を持つ大仙院方丈は国宝に指定されています。
しかし日本人にとっては沢庵漬けの沢庵和尚が住職を務めたお寺という方がしっくり来るかもしれません。
座禅は定例会と週末座禅会が開催されています。
定例座禅会は開祖・大聖国師の命日2月24日にちなんで、毎月24日開かれます。
公式サイト : http://www.b-model.net/daisen-in/
Tel : 075-491-8346
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定例報恩坐禅会
開催日程 : 毎月24日
参加費 : 1000円
予約 : 電話にて要予約
週末座禅会
開催日程 : 毎週土、日曜日
3月~11月 : 午後5時~6時
12月~2月 : 午後4時30分から5時30分
参加費 : 1000円
予約 : 電話にて要予約
南禅寺 龍淵閣 (蹴上)
臨済宗南禅寺派の総本山『南禅寺』。桜や紅葉の美しさで知られていて、シーズン中にはたくさんの観光客で賑わう人気観光スポットです。
南禅寺の見所のひとつ、日本三大門である「三門」は、歌舞伎の演目『金門五山桐』に登場する石川五右衛門の名セリフ「絶景かな、絶景かな」でも有名。
また、敷地内にはまるで古代ローマの水道橋のような「水路閣」も。琵琶湖の湖水を京都市内に引くために建てられたもので、重厚なレンガ造りのアーチ橋が寺院の敷地内に自然に溶む情緒たっぷりの風景が楽しめます。
そんな南禅寺では月に2回、方丈の北側にある龍淵閣にて「暁天座禅会」を開催。早朝6時から約60分(10分ほどの法話を含む)の座禅体験が行えます。
開始前には座り方や呼吸法をレクチャーしてもらえるので、初心者でも安心。参加費は無料、予約も不要なので気軽に体験できるのがうれしいですよね!
体験後には、まだ人気もまばらな朝の境内をゆっくり散策。銀閣寺へと続く小径・哲学の道を歩いてみるのもおすすめです。
公式サイト : http://www.nanzen.net/
開催日程 : 第2・4日曜 午前6時~ ※11月~3月は午前6時半~ ※1月第2日曜・12月第4日曜・8月は休会
所要時間 : 約60分
参加費 : 無料
予約 : 不要 ※団体の場合は要予約
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相国寺 大光明寺 (今出川)
京都御苑の北側にある『相国寺(しょうこくじ)』は、京都五山のなかでも第2位に名前が挙げられる禅院。観光名所としても人気の高い金閣寺(鹿苑寺)や銀閣寺(東山慈照寺)も、実は相国寺の塔頭寺院なんですよ。
無畏堂とも呼ばれる法堂は、法堂建築としては日本最古の建物。天井には「鳴き龍」と呼ばれる龍の絵があり、決まった場所で手を叩くと音が反響して龍が鳴いているように聞こえるんだとか。
境内には美術館も設けられていて、伊藤若冲や長谷川等伯、円山応挙らの作品をはじめ、中近世の墨蹟・絵画・茶道具を中心に、数多くの国宝や文化財を収蔵しています。
相国寺では戦前より続く「維摩会」という坐禅会が、毎月第2・第4日曜に開催。塔頭『大光明寺』にて午前9時より行われています。
所要時間は坐禅(約90分)と法話で(約30分)で約120分。初めて参加する方は別室で事前に指導を受けられるので、作法を知らなくても大丈夫です。
参加には、100円以上の志納料が必要。予約は不要ですが、10名以上での参加の場合は前日までに電話連絡をしておきましょう。
公式サイト : http://http://www.shokoku-ji.jp/
開催日程 : 毎月第2・第4日曜・午前9時~ ※1月第2、8月第2・4、 12月第4日曜は休会
所要時間 : 約120分
参加費 : 100円以上
予約 : 不要 ※10名以上での参加は前日までに要連絡
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萬福寺 (宇治)
宇治市にある萬福寺は、日本三禅宗のひとつ「黄檗宗」の大本山。中国僧・隠元隆琦禅師により開創された寺院で、伽藍建築・文化などはすべて中国の明朝様式となっています。
「卍くずし」と呼ばれる意匠、円形の窓、伽藍の扉に施された桃の実を象った飾り(桃符)、アーチ状の黄檗天井…など、一般的な日本の寺院には見られない建築手法、デザインが用いられているのが特徴。
玄関にあたる天王殿には、布袋さま(弥勒菩薩)が祀られています。
こちらの座禅体験は、僧侶の説明を受けた後、法堂にて20~30分の座禅を行います。所要時間は、座禅のあとの法話も含めて約60分。
足を組むなどの姿勢が難しい方にも対応可能なので、年配の方でも参加しやすいのがうれしい限りです。
また、座禅とあわせてぜひ体験してほしいのが、開祖隠元禅師によって伝えられた中国風の精進料理「普茶料理」。
普茶というのは「普く(あまねく)大衆と茶を供にする」という意味。通常の質素な精進料理とは異なり、おもてなしの料理として彩り鮮やかに作られています。
普茶料理がいただけるのは、午前11時半~午後14時半(午後13時受付終了)。代表的な料理を詰めたお弁当(3000円)や、より充実したメニューが楽しめる5000円・7000円コースからセレクト可能です。※3日前の午前中までの要予約
公式サイト : http://www.obakusan.or.jp/
開催日程 : 要確認
所要時間 : 約60分
参加費 : 1000円 ※別途拝観料(500円)が必要です
予約 : 要予約
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東山慈照寺(臨済宗相国寺派 銀閣寺)
意外と知られていませんが、銀閣寺として有名な東山慈照寺も座禅会を行なっています。
また、佐々木奘堂・天正寺住職を講師に迎え『講話と坐禅』の会も開催されています。
禅やブッダについてのお話の後、座禅をします。この会は日にちが決まっているためホームページでチェックしてください。
また座禅会と『講話と坐禅』の会の申込方法は違うので要注意。
開催日程 : 毎月 第3月曜日 18:30(3月~11月) / 18:00(12月~2月)
休会 : 8月と12月
公式サイト : http://www.shokoku-ji.jp/g_about.html
参加費 : 無料
予約 : 往復ハガキにて申込
Tel : 075-771-5725
Fax : 075-752-8755
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臨済宗妙心寺派 大本山妙心寺
妙心寺では「大衆禅堂」と言われる一般の人を対象とした座禅会を毎週土日にかけ行なっています。
禅仏教の中心である臨済宗妙心寺派の大本山であるためこのお寺で禅を体験することの意義は大きいです。
この大衆禅堂会はなんと土曜の夕方から翌日曜の9時まで泊まりで行われること。
さらに座禅の作法厳しさ日本一であること。それはつまり禅というものにストイックであるということです。
許可なしに外出できない大衆禅堂で無我の境地に近づいてみては?臨済宗”本格派”と個人的に思います。
開催日程 : 毎週 土曜日 17:30〜9:00(翌日曜日)
休会 : 8月は休会/12月・1月は休会有
公式サイト : http://www.myoshinji.or.jp/event/zazen/index.html
参加費 : 初回2000円(2回目以降1000円)
予約 : 予約不要
Tel : 075-461-5226
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黄檗宗 一様院
京都市北区にある黄檗宗・一様院は薬師山地区にあります。本尊が薬師如来であることが地名の由来になっています。
伝教大師・最澄が開山した一様院は尼寺として栄え、歴代尼僧が住職を務めてきましたが1974年に初めて男僧が入山しました。
一様院では禅会の薬師山禅会が月に一度開かれ、他にも法話や写経も行われています。
開催日程 : 毎月 第3日曜日 9:00~夕方
休会 : 8月は休会
Tel : 075-491-7571
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瑞峯院
瑞峯院は臨済宗大徳寺派大本山である大徳寺の塔頭のひとつ。
24もの塔頭を持つ大徳寺ですが、常時拝観できるのは瑞峯院を含む4つのみ(大仙院もそのひとつ)。
「独坐庭」、「閑眠庭」という2つの枯山水庭を眺めながらお抹茶をいただき、法話が聞けます。
本堂での座禅は時間制限なし!気の済むまで自分と向き合うことができますね。
また、キリシタン大名・大友宗麟の菩提寺であることから閑眠庭の中に十字架が隠されています。
隠れ十字架が見つかるまでたっぷりと枯山水を堪能してみてはいかがでしょうか。
参加費 : 御抹茶 400円 / 坐禅・抹茶とも1500円 / 待庵抹茶付1500円
予約 : 要予約(FAX、ハガキ)
Tel : 075-491-1454
Fax : 075-491-1858
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志明院
鴨川の源流である岩屋山の山腹にあります。
こちらは歌舞伎十八番「鳴神」の舞台となったことや、本尊の不動明王は空海直作といわれ日本最古とされています。
また京都最大の魔所としても有名で、司馬遼太郎が実際に体験した怪異は随筆『石楠花妖話』を読んでみてください。
座禅に関しては大変珍しく女性限定で行われています。
弘法大師が禅を組んだといわれる岩場にて、好きな岩の上にて座禅を行います。
他にも山歩きや法話、瞑想が行われ、希望者には禊ぎもあります。
山岳信仰の聖地であり真言宗系の修行場でもあることから、気持ちは修行僧です。
昼食はありませんのでお弁当は持参してくださいね。
開催日程 : 10:00~14:00
参加費 : 2800円
予約 : 要予約(定員あり)
Tel : 075-406-2061
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霊山観音
東山区高台寺の隣にある霊山観音。
第二次世界大戦の戦没者・犠牲者の慰霊のため1955年に建立されました。
シンボルになっている巨大な観音様は高さ24メートルもあります。
また、何十畳もある座禅堂は圧巻です。
法話の後の結跏趺座、半眼での座禅は自分自身を見つめる良い機会になるでしょう。喝を入れられたい場合は合掌してお坊さんに合図を送りましょう。
開催日程 : 8:30~15:00
公式サイト : http://www.ryozen-kwannon.jp/
参加費 : 一般1000円 / 高校生 900円 / 小・中学生 800円
予約 : 要予約(3日前までにTelにて)
Tel : 075-561-2205
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法住寺
隣は血天井で有名な養源院、道の向かいには三十三間堂。観光に座禅を組み合わせるのにちょうど良い立地ですね。
法住寺は後白河上皇の院政の中心地となり、崩御した後は御陵守護の寺として存続しています。
後白河上皇の命を救ったという身代不動明王も有名で、かの忠臣蔵・大石内蔵助が隠遁中に拝みながら遊郭に通ったというエピソードがあります。
また、精進料理付きの予約ができます。これはやる気が出ますね(精進料理代別途 1,500円)。
漫画家・長谷川町子の菩提寺ですので座禅の折にサザエさんの痕跡を探すのも楽しいかもしれません。
公式サイト : http://hojyuji.jp/
参加費 : 1500円
予約 : 要予約(1ヶ月前までにTel or Fax)
Tel : 075-561-4137
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鹿王院
女性のための修行。鹿王院でココロの洗濯を。
嵐山・渡月橋から徒歩10分ほどの住宅街に山門が現れます。
お堂まで続く石畳と苔むした参道は別世界に来たことを教えてくれます。
女性限定の宿泊は友達、母娘、姉妹で修行体験するのにぴったりです。
座禅は宿泊のお勤めとして早朝行われます。座禅のあとは名物の鹿王院の精進料理を楽しみましょう。
一泊二日で禅の心を学ぶ、座禅女子会はいかがでしょうか?
開催日程 : 6:50〜
参加費 : 4500円(1泊朝食付)
予約 : 要予約(Telにて)
Tel : 075-861-1645
チェックイン・アウト : IN 16:00(門限19:30)/OUT 10:00
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月輪寺
愛宕山系大鷲峰の深い山腹にある月輪寺。
愛宕神社の中興の際に建てられた月輪寺は法然や親鸞、空也上人など仏教界のビッグネームが来山しています。
交通機関が麓の清滝バス停までしかなく、そこからお寺までは1時間半の登山をしなければいけません。
冬は雪で閉ざされるため夏の間にしか座禅と法話を受け付けていません。
この貴重な月輪寺での修行は心身ともに変えてくれるはずです。
途中に空也上人が荒行したとされる空也滝があります。座禅や登山に物足りない人は滝に打たれてはいかが?
開催日程 : 7月~9月
参加費 : 5,000円(拝観料込み)
予約 : 要予約(定員10名まで)
Tel : 075-871-1376
Fax : 075-871-1376
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青少年文化研修道場
黄檗宗が管理している道場で座禅体験を行えるほか、茶、華道、書道、英会話教室という文化活動も開催されています。個人から団体まで幅広く座禅体験を受け付けています。
公式サイト : http://zazen.kensyu.or.jp/
参加費 : 場合により異なる
予約 : 要予約
Tel : 0774-32-1365
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いかがでしたでしたか?
参加時の服装は普段着でOKですが、足を組んだり腹式呼吸をしたりするので締め付け感のあるジーンズやミニスカートなどは避け、ゆったりとした坐りやすい服装で参加しましょう。
それぞれのお寺によってプログラムの内容や時間などに差はあれど、いずれも初心者には丁寧に対応してくれるところばかり。
静寂に包まれた朝のお寺。そんな、日常の喧噪から離れた場所で心静かに瞑想する…という、自分と向き合う時間を持つことができれば単なる観光旅行とは、ひと味もふた味も異なるものとなるはずです。
初めての方も、ぜひ勇気を出して挑戦してみてくださいね!

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