こんにちは、ライターの川合裕之です。
もうやめませんか?都会でせかせかとするのは。
人ごみに流されて変わっていくのは止めませんか?
ときどき遠くで叱ってもらおうなんて、虫が良すぎると思いませんか?
そんなの松任谷由実だけですよ。
そうはいっても京都は便利。市内を離れるわけにはいかない。
そんなアナタにとっておきのスポットをご紹介します。
壬生寺
律宗大本山の寺院です。壬生狂言などで有名で節分の時期などはお祭りのような(実際に屋台もたくさん出てます)盛り上がりを見せますが………
普段は静かです。
取材した日に本堂の特別公開がありましたが、それでも閑散としていますね。常の落ち着きがあってこそのお祭りってもんんでしょうから、当然といえば当然ですが。
さあ、さっそくメインの「とっておきスポット」をご紹介します。
ここです!!
あれ?そんな顔しないでくださいよ。地味ですか?地味です。
それでいいんです。
インスタグラム?何のために?疲れませんか?ほら、ゆっくりしていってくださいよ。
実はですね、座った時に背面に位置する垣根が日除けにもなるんです。それから個人的に嬉しいのは灰皿があること。身体に悪いかもしれないことはわかってます。だからこそ誰もいないこんなところでゆっくり吸いたいじゃないですか。いや、「吸う」は不適切だ。
こんな風流な場所での喫煙は「たばこを のむ」と表現した方がいいかもしれません。
読書なんかしてもいいですし、特になにをしなくたって構わないです。
え?なに?文字ばっかり飽きてきた?それならそれでいいです。ここに座って空でも見てればいいんですよ。
坊城通り
高辻から四条までの坊城通りには江戸の幕末、昭和、平成。さまざまな街並みが詰め込まれていました。不思議な道だ。
壬生湯さんの外観、レトロなんて言葉じゃ片づけきれないほどイケている。
新撰組にゆかりの京都鶴屋「鶴壽庵」さん。
http://www.kyototsuruya.co.jp/
そんな回りを制服姿の修学旅行生が散策する姿は現代の風景ですね。
番外編「マンハッタン」
壬生寺を後にし、坊城通りを下がって高辻通りを散策しているとこんなお店が。
都会の喧噪から逃れた末に行きついたお店の名前がまさかよりにもよって、メトロポリタン・ニューヨークの地名だなんて皮肉な話ですが。
僕でも名前くらいは耳にしたことがある、地元に根付きながらも方々にファンがいる名店です。こんなところにあったんだ。
「焼きたて」という文句にどうも僕は弱い。思わず購入。
ここでパンを買ってから壬生寺のベンチに腰かければよかったのか。それがきっと「正解」ってやつでしょう。次回からは絶対にそうしよう。
頼んだのは「あんバタ」。フランスパンにあんことバター(その名の通り)が挟まれているというシンプルながらも抜群の破壊力と暴力的なカロリーを持つ食べ物です。でもその罪悪感も堪んね~!!
おわりに
さて、いかがだったでしょうか。
時間の流れがゆっくりな場所をご紹介しました。
もちろんそれは壬生寺だけではありません。あなただけの憩いの場をみつけに散策してみてください。
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