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出町に新たな文化発信拠点が誕生!『出町座』

kamito努

12月28日、出町桝形商店街内にミニシアター「出町座」がオープンしました。1階部分には書店やカフェも併設された複合施設です。

初日には、オープニングセレモニーが行われ、たくさんの人が集いました。出町座を立ち上げる際には、クラウドファンディングという仕組みを使い、724人もの支援者から開業資金を調達。地元の人はもちろん、オープン前から全国でも話題となり、多くの人から期待を寄せられていました。

出町座看板
京阪出町柳駅側から商店街を進んで行くと、この見事な看板が見えてきます。
門川大作京都市長も駆けつけ、除幕式も行われました。
オープン直後の様子。この日を心待ちにしていた人たちが、期待を胸に店内に流れ込んで行きました。

出町座は、2017年7月まで元立誠小学校で営業していた「立誠シネマプロジェクト」を引き継ぎ、あらたな映画の拠点として誕生しました。立誠シネマを運営し、出町座の改装、開業を行ったシマフィルムの田中さんは「商店街も盛り上がると地元の方も喜んでくれている」と話していました。

スクリーンは2階(48席)と地下1階(42席)にそれぞれ一つずつあります。

地下スクリーン01
地下1階のスクリーン
地下スクリーン02
地下1階は全部で42座席

出町座の初の興行は、世界で初めての映画とされるシネマトグラフを発明し、”映画の父”といわれるリュミエール兄弟の作品を厳選して1本の映画にした新作「リュミエール!」。なんと、12月28日(1895年)は、リュミエール兄弟がシネマトグラフを初めて商業公開した記念日です。

そして、初日の上映は終日満席となりました。

映画は当日券のみ、営業開始から当日すべての上映回を券売機にて購入できます。
そして、出町座は全席指定。チケット購入後は受付にて座席指定をお忘れなく!

 

出町座1F

1階には書店「CAVA BOOKS」とカフェ「出町座のソコ」が併設されています。
カフェでは、コーヒー、紅茶、ソフトドリンクやお酒に、日替わりのランチやサンドイッチもあります。また、カフェで購入したものは、シアター内で飲食可能です。

CAVA BOOKS映画関連棚
2階スクリーンに上がる階段側には映画関連の本が並べられています。
tupera tuperaさんデザインのブックカバー
絵本作家tupera tuperaさんデザインのブックカバー
CAVA BOOKSメンバー。左から宮迫憲彦さん、尾花大輔さん、小野友資、うめのたかしさん。

全国でシャッター街となっている商店街が増えている中で、出町桝形商店街は未だに地元の買い物客で賑わっている商店街です。また、アニメ「たまこまーけっと」の舞台にもなっており、全国から多くの人ファンが訪れる人気スポットになっています。

出町座に訪れた人にお話を伺ったところ、
「この商店街は若者もお年寄りも元気があって立ち寄りたくなる。出町座ができることでさらに活気が増してくれたら嬉しい(30代地元男性)」
「普段あまり来ることのないエリアでしたが、通いたくなる場所になりました(20代映画好き女性)」
といった声も。

新たな映画・文化の発信拠点として今後も要注目です!
出町桝形商店街アーケード

出町座

公式HP:https://demachiza.com/

営業時間:
10:00台〜23:00台(日によって変動します)
※各日最初の上映回開始30分前オープン

住所:〒602-0823 京都市上京区三芳町133
◆ 出町柳駅(京阪、叡山電鉄始発駅)徒歩5分
◆ 今出川駅(京都市営地下鉄)徒歩10分

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