むしょ〜〜〜に天ぷらが食べたい時ってあるよね。京都ならぶらりと出かけるだけで天ぷらが食べられるって知ってた?。その中でもおすすめな天ぷら屋をご紹介!
天丼 / 天麩羅 きたむら(先斗町)
京都・四条大橋を渡ってすぐに北に折れると古風な通りに出る。時折舞妓さんの通るその通りに入るとタイムスリップしたかしらんと錯覚するかもしれない。この通りを先斗町という。
この一角にトンネルがある。街中にトンネルが?と思うのも当然だけれど、確かにそれはある。ほらこのように……。
勇気を出して奥まで進もう。先には、カウンターオンリーの小洒落た天ぷら屋 きたむら が待っている。
料理人の方を取り囲むように座る店内では、お客さん達がまだかしらまだかしらと天ぷらの揚がるのを見つめている。その様子が何だかおかしいのだけれど、出て来た料理を食べると美味しさで笑みがこぼれる。
ランチタイムには天丼メニューが出る。こちらのミックス天丼だと1296円。味を考えるととんでもなくリーズナブルな一品。ありがたや〜。
Open : 11:00 ~ 15:00 (L. O. 14:30) / 17:00 ~ 22:00 (L. O. 20:30)
Close : 水曜日
Map : Google Map
Website : https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26023625/
天ぷらうどん / こんちきちん(祇園)
最近、着物レンタルが京都で流行っている。着物をレンタルして京都を歩くもので、あちこちに着物姿の人がいる。不思議なことに、男性の場合は日本人よりも外国人の方が似合っていたりする。
八坂神社や花見小路の舞妓さんなど、これぞ京都!なエリア祇園に行くと着物レンタルの人ばかりで あれ? 江戸かしら? と感じる。洋服を着ているこっちがおかしいのかと思うぐらい着物姿の人ばかり。そんな祇園にあって着物人が集うのが こんちきちん なるうどん屋さんだ。
着物姿の人が列を作るこんちきちんに来ると存分に江戸感を味わえる。そんなこんちきちんで味わったのは天ぷらうどん御膳。うどんに天ぷら盛り合わせ、半熟たまごを天ぷらにしたものが付いている。麺は滑らかでコシのある喉越し。天ぷらも衣の付き加減がよく、うどんのダシにつけて剥がれるということがない。
いや〜たまんないね。うどんと天ぷらという間違いないもの同士のかけあわせで完全にお手上げだった。
Open : 11:30 ~ 16:00 / 18:00 ~ 27:00
Close : 昼営業 月曜日休み / 夜営業 日曜日休み
Map : Google Map
Website : https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26021814/
中華天ぷら / 鳳舞楼(ほうまいろう)(堀川)
同志社大学今出川キャンパスから南西へ行ったエリアに鳳舞楼という中華屋さんがある。街の中華屋さんといった風情でとても居心地のいいお店。え?中華で天ぷら?と思うかもしれないけれどこのお店にはそれがある。
鶏やエビ、豚などの具材をあくまで中華料理として頂ける。
この日頂いたのは かしわ天ぷら。天ぷらというと塩かおつゆで食べるイメージかもしれないけれど、ここのおばちゃんが はいっ! と言って出してくるのは餃子なんかを頼んだ時に出てくる醤油皿。これはどういうことだと思う?そう、ご名答!中華天ぷらは醤油につけて食べるのが正解なんです。
さっそく醤油に酢を入れ、天ぷらをちょこんと浸して食べるとこれがもう中華。はい中華。だけど天ぷら感があるという不思議合体を味わえる。お酢のせいかしら何個でもいけちゃう。
天ぷらと一緒に頼んだのは桜えびチャーハン。お世辞にも盛り付けが綺麗とは言えないけれど、この気取らないところが魅力。ラストオーダー近くというのに地元の人がどんどん入ってきて、ああ 愛されてるお店なんだなあと感じられた。
Open : 11:30 ~ 14:00 / 17:00 ~ 21:30 (L. O. 21:00)
Close : 火曜日
Map : Google Map
Website : https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26026814/
天ぷらコース / 点邑(てんゆう)(御池, 京都市役所前)
京都市役所の前には御池通という大きな通りが走っている。そこから麩屋町通に入ると、両側に時代がかった旅館が並ぶ。左手の俵屋旅館が運営している点邑はそのすぐ近くにある。1分ほど南へ歩くとにわかに青々しい緑が飛び込んでくる。都会のオアシスといった風情だ。京都も五月はじめを過ぎると猛烈に暑くなってくるけれど、ここは別世界のように涼しげだ。カウンターの障子が優しく陽を遮る。
席についてまずはジンジャーエールをかきこみ、喉を潤す。濃厚な味と舌触りの胡麻豆腐を前菜に頂くと、お待ちかねの天ぷらが揚がって来た。
エビ、新玉ねぎ、鯛のしそ巻き、鮎やさつまいも、〆の穴子など10点のコースだった。ここに天茶漬けとデザートがつくからお腹いっぱい頂ける。湯葉やお麩など京都らしいメニューが出てくるのも嬉しい。いずれの天ぷらも爽やかな味わいで、お店の雰囲気とよく合っていた。京都には銭湯やお麩屋さんが多いなんてことを料理人の方とつらつらと話しつつ、満足なお腹でお店を後にした。
Open : 11:30 ~ 13:30 / 17:30 ~ 21:00
Close : 火曜日
Map : Google Map
Website : 食べログ
天ぷらうどん / 讃式(清水五条)
京都を代表する観光地・清水寺はその周りも楽しい。二年坂や三年坂のお土産・湯豆腐、粒ぞろいのカフェと、清水寺周辺はぶらぶらするだけで楽しめる。
ただ人が多すぎてご飯を食べる場所に困るかもしれない。お腹空いてるのに列並びたくない!という人は坂を下って五条通りに出てみよう。地元の人も普段使いする飲食店がいくつかある。讃式もその一つだ。
清水寺を出て清水新道、五条坂と下り、外国人観光客で賑わう清水五条界隈を行き、お腹空いたな〜と思ったあたりで讃式に着く。このあたりまで来るとふらっとお店に入れて、値段も観光地価格でないからリーズナブルなのが嬉しい。
かしわ天ぷらうどん(鶏の天ぷら)をはじめとしてエビ天うどん、カレーうどんなど色んなうどんが揃っている。今回はかしわ天ぷらぶっかけを頼んだ。暖かいお茶を飲んで待っていると、他の席の観光客らしい外国人の方が何を喋るでもなくまったりしているのが見えた。清水寺の帰りだろうか?京都を楽しんでいてくれたら嬉しい。
そうするうちにうどんの出来上がり。かしわ天がなんとも食欲をそそる。ひょいひょいと食べられるかしわ天の合間に麺をすする。コンビネーションの良さを感じた。天ぷらとうどんという組み合わせを思いついた人に感謝しつつ完食。ちょうどよくお腹の膨れる量だった。
Open : 11:00 ~ 15:00 (月) / 11:00 ~ 21:00 (水〜日)
Close : 火曜日
Map : Google Map
Website : https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26023919/
天ぷら / 天鈴
京都一ピースフルな場所。それは間違いなく天気のいい日の鴨川だ。
寝そべって本を読む人、ピクニックをする人、サッカー少年たち。みんなそれぞれのいい時間を過ごしている。
出町柳には出町枡形商店街がある。入り口横の出町ふたばには豆餅を求めて毎日多くの人が並ぶ。商店街の中に入っておもむろに振り返ると、「今日も元気だ!」の文字が大きい。強制的に元気にさせてくれる一筆の圧を感じられる。
この商店街はアニメ・たまこまーけっとの舞台としても知られ、地元の人だけでなく観光に来た人も足を運ぶ。
商店街を更に奥へ進むと天ぷら屋・天鈴が見えてくる。唖然とするほど大きいエビ天ぷらを買って鴨川へ戻ろう。
大きすぎて大きさが伝わりにくいというパラドクスを抱えるエビ天にかぶりつく。いい天気、ピースフルな場所で食べる天ぷらの美味さよ。散歩中の犬さん、ユーミンの曲をウクレレで練習している人たち、水遊びをしている子どもたち。いつまでもぼーっと座っていたくなる時間だった。
Open : 8:00 ~ 18:30
Close : 日曜日
Map : Google Map
Website : https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26026037/dtlmap/
天ぷらそば / 権太呂
美術館や岡崎神社で有名な岡崎エリアの少し奥にある権太郎を紹介する。旅館や料亭といった佇まいのお店だから入るのに少し躊躇するかもしれない。そんな格式の高さに臆することなく勇気の一歩を出してほしい。そこには純和風の落ち着ける空間や気持ちのいいテラス席がある。外国人観光客の方にも人気なようで、和風建築をあれこれ眺めながら美味しそうに食事をされているのを見るとこちらも嬉しくなる。
さて今回は天ぷらそばを頼んでみた。そばつゆに天ぷらを付けて食べる。天ぷらのコクに塩気が合うんだこれが。こんなに美味しいものを食べられる幸せを感じたというと大仰かもしれない。でもそう思わせる何かがあったのも事実。それは何だったんだろうと考えていると食べ終わっていた。そばってあっという間に食べちゃうよね。もっと食べたかったという未練があるからまた食べたくなるのかもしれない。


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